talk
2011 12/26 up

チャレンジすることで、いきいきとした未来をつくろう!

大林 素子さん

profile
大林 素子おおばやし もとこ
スポーツキャスター。元バレーボール日本代表。
中学からバレーボールをはじめ、八王子実践高校で国体優勝。高校生初の全日本選手に抜擢される。1988年ソウル五輪、92年バルセロナ五輪に代表選手として出場。95年にイタリアセリエA・アンコーナに所属、日本人初のプロ選手となる。帰国後は東洋紡オーキスに所属、96年アトランタ五輪出場後、97年に引退。現在はスポーツキャスターとして各媒体で活躍中。日本バレーボール協会広報委員。神戸親和女子大学発達教育学部ジュニアスポーツ教育学科客員教授。
モトコレ!(大林素子オフィシャルブログ)

選手時代はライバルより一歩前に出るための努力の日々!

バレーボール選手としての現役時代は、毎日6〜8時間も厳しい練習に参加し、終了後にはミーティングやライバルの研究など、朝から晩まで大忙しでした。ホッとできるのは、選手用の大浴場に入り、寝る前に洗濯物を畳みながらテレビを観ている束の間だけ。そんなときには観るでもなくバラエティ番組などを流していたのですが、その短い時間こそが当時の私にとって、大切な時間でしたね。

そのように、環境そのものすべてを管理されていたと言っても言い過ぎではありませんでしたが、こうした生活はチームメイト全員が同じくこなしているのですから、そこからさらに上を目指すために自分で何ができるかを考え、ちょっとした時間を見つけては、腹筋などのプラスアルファのトレーニングをして過ごしていました。それはもう必死でした。



お風呂は“大好きなピンクで統一”してリラックス空間に!

選手を引退し、芸能界で活動するようになってからもそれは同じ。現場はもとより、移動中やオフタイムにも、心身ともにじっとしているヒマはありません。お芝居やミュージカルを観ても、観客として楽しむというより仕事の参考に…という視点ですし、カフェでお茶を飲んでいても、つい演技の役作りのために道行く人を観察してしまいます。オフの日ですら「次の仕事のために、あえて今日はしっかり休む」という意識です。

お風呂だって当然“意識的”にリラックス空間に。冷え症ということもあり、お湯をしっかりはって入るのはもちろん、入浴剤も欠かせません。私はピンク色が大好きなので、入浴剤はすべてピンクにして、練習や仕事のつらさを忘れるようにしています。色によってリラックスする意図で、シャンプーやボディーソープのボトルに至るまで、すべてピンクで統一しています(笑)。



24時間を仕事のために使ってこそプロ!

もしかするとそんな姿勢は、はた目にはストイックに見えるかもしれません。ですがこれらはプロとして当たり前のこと、と思っています。「今日はいいや」と自分を甘やかした瞬間、同じゴールを目指すライバルに、抜き去られてしまうのですから!!

たとえば、美しさが商品であるモデルさんなら、起きて活動する時間だけでなく、睡眠までもが仕事の一部ですよね。芸人さんなら、いつも師匠や兄弟子の傍らについて叱られながら学ばせてもらうのが大事。だから私も、24時間フルに自分を磨いていたいと考えています。



ダイエット中の食事は一日の総量で考える

私がこれほどがんばれるのは、やはり仕事が大好きだから。大きな夢や目標に向かって、走り続けたいタイプなんです。だから今のように忙しいことは、とても幸せですね。いつでも安心して多忙でいられるように、健康にも気をつけています。

くらしのなかで健康管理に直結するものと言えば、まず第一に食事です。仕事中は、ロケ弁だったり出演者やスタッフと打ち上げに行ったりして、どうしても外食が多くなりますから、自宅ではヘルシーに野菜と豆が中心の食事を心がけています。

一般には「ダイエット中」という理由から、1回の食事の量に必要以上に神経質になる方もいらっしゃいますが、私はむしろあまりガチガチにとらえず、摂取カロリーを一日の総量で考えればいいと思っています。そうでないと、なかなか長続きしないものですからね。なによりダイエットとは、たんにカロリーを落とすだけでは不十分で、健康な体を作りつつ、体重を落としていくのがベストだからです。



イタリアでハマッた!フンギ・ポルチーニ

食事については「バランスよく、何でも」が基本の私ですが、以前、日本人女性初のプロとしてイタリア・アンコーナにいたときだけは、ハマったメニューがあります。それは、ちょっとマツタケに似た形と独特の風味、プリッとした食感が魅力の「フンギ・ポルチーニ(ポルチーニ茸)」。今でこそ日本でも輸入食材店などで乾燥ポルチーニは当たり前のように置いてありますが、当時はまだ珍しく、イタリアにいるからこそ堪能できた味だったのです。特に、秋から冬にかけて採れる生を直火で焼いて食べるのは、香りが立ってたまらなくおいしかったですね。ポルチーニのリゾットも、チームメイトに「モトコ、またフンギ?」と、からかわれるほど好きでした(笑)。

「何をどれだけ食べたら体はどうなる」というのを知っておけば、そんな風に親しい人と楽しいひとときを過ごしながら、大好物をたくさん味わえます。それは生きていくうえで、とても大切なことですよね。



未来の自分が使える「引き出し」をたくさん作りたい

これまでのさまざまな経験が、今の私を作ってくれています。どのようなジャンルのお仕事にも言えることだと思いますが、今日の経験は必ず未来につながっていきます。いつまでも輝きたいなら、人生で「その先」に使える引き出しをたくさん作ることが必要だと思っています。べつにお金や時間をかける必要はありません。仕事帰りに一駅だけ歩いてみる、ランチタイムにいつもと違うメニューにチャレンジしてみる、たまたま目についた映画を観てみる…などなど、知らないうちに食わず嫌い、見ず嫌い、会わず嫌いになっている自分を少しだけ開放してあげるだけでも、新しい発見がありますよね。

たいていの人は、日々暮らしているうちについ行動半径を決めがち。でもいつもとちょっと違う動き方、つまり小さな冒険をするだけでも、引き出しは増えるものなのです。もしかしたら、それが幸せな未来を呼ぶきっかけになるかもしれません。いくつになってもテリトリーから一歩踏み出す勇気を持ち続けて、いきいきと暮らしていきましょう!

文/大林 素子(おおばやし もとこ)

記事のURLをメールする

http://blog.tokyo-gas.co.jp/cafe/talk/2011/12/oobayashi-motoko.html